[ メキシコ遺跡めぐり編 ]

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メキシコシティとテオティワカン編


■メキシコシティとテオティワカンの見どころ■

テオティワカン
テオティワカン(その1) テオティワカン族の古代遺跡。月のピラミッド、太陽のピラミッド。
テオティワカン(その2) ケツァルパパロトルの宮殿、ケツァルコアトルの神殿、その他。
メキシコシティ
人類学博物館(その1) メキシコ屈指の考古学コレクションがある博物館。メヒカアステカ。
人類学博物館(その2)
チチェンイツァやパレンケなどのマヤ関連。
人類学博物館(その3)
テオティワカン、オルメカとその他のコレクション。
カテドラル コルテスがカトリック布教の主座として建てた大聖堂。
国立宮殿 コルテスが建てた宮殿。
グアダルーペ寺院 メキシコでもっとも信仰を受けているカトリック寺院。
その他の見どころ ソカロ広場周辺や独立記念塔など。
番外 日本、万博記念公園の民族学博物館にてメキシココーナーつまみ食い。
ぷろろーぐ
■メキシコシティとテオティワカン編のひとりごと■

<到着当日>
[行程]
到着は夜。翌日からに備え、ひたすら寝ました

<2日目>

[行程](矢印だけは徒歩)
ホテル→(ツアーバス)→[メキシコシティ]グアダルーペ寺院→(ツアーバス)→[テオティワカン]ケツァルパパロトルの神殿→月のピラミッド→太陽のピラミッド→(ツアーバス)→ケツァルコアトルの神殿→[メキシコシティ]国立宮殿→カテドラル→テンプロ・マヨール(外からのみ)→(ツアーバス)→独立記念塔(下車)→ホテル→人類学博物館→(マリアッチ付夕食)

いよいよメキシコ観光開始!

まずは朝ごはん。メキシコシティでのホテルは日航系なので、バイキングのほかに和食のお店が選べました。外国に来た早々でしたが、和食のお店にGO。というのも、最近は日系飛行機といえども機内食がこってりしていて、現地に着く頃にはすでに日本食が懐かしくなっているのです(今回は長旅で3食あったのでなおさら)。おかゆセットには焼き魚やおひたし、お漬物(普段は漬物ってあんまり食べないのに、こういうところだとうれしいのはなぜだろう...)まであって満足。

9:00に集合して、シティの中心から少し離れたグアダルーペ寺院へ向かいます。途中アステカの遺跡とコロニアル時代の教会と現在建築がある「三文化広場」が車窓から見えましたが、なんだか時差ぼけが残っていて撮る気力が生まれませんでした。今思うとちょっともったいないことをしたかな。

グアダルーペ寺院はメキシコでもっともあつい信仰を受けているメキシコ・カトリックの総本山で、ローマ法王も幾度か訪問されているという立派な寺院。でも現在の聖堂は近代建築で、見た目はそんなに派手ではありません。この寺院で有名なのは、「褐色のマリア様」の描かれたマント。メキシコ各地の教会で複写や模写したものをみかけるほどで、参拝者が絶たないためみんなが平等に拝めるよう「動く歩道(しかも結構高速)」が造られています。奇跡によってあらわれたと伝えられているこのマントに描かれた絵ですが、近頃の研究で地球上にはない染料が使われていることがわかったとか。う〜ん...、信仰の世界は奥深い...。

そして遺跡めぐり第1弾、テオティワカンへ。詰め込みスケジュール慣れっこの私たちの希望として「月のピラミッドへ登る」「太陽のピラミッドに登る」「ケツァルパパロトルの神殿に行く」「ケツァルコアトルの神殿に行く」と伝えておいたのですが、添乗員さんは「両方のピラミッドに登って、ちょっと離れたケツァルコアトルの神殿にも行くというのは、時間的に難しいかも...」とちょっと難色気味?でもポジティブ思考なメキシコ在住の現地ガイドさんは、「ま、大丈夫でしょう。行きましょう」と快く了解。わ〜い、だめもとでも希望は言っておくもんだな♪

ケツァルパパロトルの神殿は、わんさかといた校外学習中の生徒たちをかき分け見物。もしかして隣のジャガーの神殿も見られるかな〜と思ったのですが、さすがにそれは今後の行程を考えると言えませんでした(^^;)月のピラミッド前では20分の時間をもらいました。もともとの月のピラミッドに登る予定はなかったこともあって「希望者だけどうぞ」と声をかけていましたが、全員がピラミッドの階段へ向かっていました。やっぱり、みんなも登りたかったのね。なだらかに見える月のピラミッドですが、実際は階段のひとつひとつが大きくて、現代の階段より傾斜も急です。息を切らしながら頂上に到着すると、かなりゴツゴツした造り。修復のときにその辺の大きな礫をセメントで固めたようだっていったら、ちょっと失礼かな。

テオティワカンで一番のっぽで傾斜もゆるい太陽のピラミッドは、皆さん登頂をめざすようで大混雑。わいわいとにぎやかな校外学習の一団にまぎれながら、月のピラミッドは一番上まで登ったから「途中まででもいいかな〜」「こっちも一番上まで登っとこ」の両方の思いを交錯させつつ、なんとかてっぺんまで登りました。

ケツァルコアトルの神殿までは太陽のピラミッドから死者の道をまっすぐ下って1kmほどですが、なにぶん時間管理がしっかりしたツアーなので歩いて15分ほどの距離もバスで移動します。ケツァルコアトルは修復中で、壇上には足場や用具がゴロゴロと...。ここから北向きには2つのピラミッドが見えて壮観。

渋滞に巻き込まれつつ、お昼2時過ぎにメキシコシティに戻りました。現地のガイドさんによると、この日は給料日後の連休前とあって、お昼から休みを取ってレジャーに出かける車が多いのでは、というお話でした。メキシコでは給料日が月2回あり、手にすれば今を楽しむためにお金を使ってしまうのだとか。

遅めの昼食をとってからは市内観光です。

旅行のパンフレットには「カテドラル」の記載しかありませんでしたが、通常時間が十分ある場合は他もなにがしかの観光地をまわってくれるそうです。今回はカテドラルと同じソカロ広場に面して建つ「国立宮殿」で、メキシコの歴史を描く壁画を見ながらお勉強しました。この宮殿は無料で開放されていることもあって、地元でも校外学習の場としてよく利用されているそうです。


昼食のレストランで。
サーモンのムニエルの向こうでは、
付け合せのアリの卵をいためてます

国立宮殿の観光が終わる頃、スコールのように雨が突然降ってきました。ソカロ広場からカテドラルへ雨宿りに向かうひとたちにまぎれて、わたしたちも走ります。雨は珍しくない土地ですが、にわか雨がほとんどで空気が乾燥しているため、現地の人はほとんど傘を持っていないとのこと。なるほど湿った髪も服も1時間程ですっかり乾きました。

ホテルに戻ってから夕食の集合まで時間があったので、ホテル日航から徒歩10分ほどで行ける人類学博物館に足を運びました。メキシコはタクシーも地下鉄もコワイと聞いていたので、明るい時間の徒歩が一番安心。この日はなぜか無料開放の日曜でもないのに入館料サービス。ラッキー!館内で過ごせた時間は1時間ほどでしたが、自分のペースで見られたので「きてよかった〜」という思いでいっぱい。

夜はマリアッチの演奏を聴きながらの夕食。楽団のすぐ近くなのはうれしいけど、ほんとにステージのまん前でちょっと近すぎな気も...(^^;)正面の特等席はお得意様のアメリカからの観光グループが占めているようでした(ノリノリだったので、ほぼ確実でしょう)。テキーラの国ということで、テキーラベースのカクテル、マルガリータがついていました。グラスに”なみなみ”と注がれたマルガリータは、ちょっとシャーベット状でデザートのようなサッパリ感あり。

メキシコの楽団マリアッチの陽気な
音楽を聴きながら夕食。

<3日目>
[行程](矢印だけは徒歩)
ホテル→(ツアーバス)→[メキシコシティ]メキシコ人類学博物館→メキシコシティ空港(オアハカへ)

ホテル日航メヒコからは徒歩でいける距離にあるメキシコ人類学博物館ですが、バスを使っていくところがさすがツアー。9:00ホテル出発で15:00発の国内線だったので午前中いっぱいくらいゆっくり見るのかと思っていたのですが、混雑が予想される祝日(メーデー)だったので、念のため早く空港に行くとのこと。11:00までの2時間くらいの博物館観光です。

前日は1時間弱回りましたが太陽のカレンダーやパカル王のお墓など目玉以外は何を見てよいのかわからず、うろうろとしている間に過ぎてしまいました。そこでホテルの売店にて博物館の本を買い(もちろん日本語)、いくつかの名品を記憶に焼付けて2度目に備えました。

たくさんあるコレクションのうち特に知られている「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」の部屋を巡るコンパクトコース(それでも2時間はかかる)でした。

メキシコの遺産は写実というよりは概念や感性による表現が多くて、とてもユニーク。解説付きで理解が深まることも多いですが、文明のことがよくわからなくてもかなり楽しめます(実際プレートにはスペイン語でしか書かれていないので、ガイドさんの解説がないものはまったくわかりませんでした)。博物館には現代でも十分キャラクター商品として確立するのではと思える、すばらしいグッズ(?)が盛りだくさん。いけにえの文化があったので、多少エグイものもあったりしますが...。スペインが植民地化したときにアステカの財産はほとんど燃やされてしまい、今残っているのはほとんどが埋葬品として発掘されたもの。そんなわけで実用品よりはバリエーション豊かな小物系展示が多く、とても興味そそられます。

「まだまだたくさんあるのに〜」と後ろ髪引かれる思いで博物館を後にし、飛行場へ。次は先住民が多く住むのどかな町オアハカです。


アステカの至宝が所せましと
並ぶ部屋は必見

ハクション大魔王の壷?!と
思うようなユニークな土器。
実際は神様へのお供え物と
一緒に置かれたようです。
まずはテオティワカン(その1)

ぷろろーぐテオティワカン(その1)テオティワカン(その2)人類学博物館(その1)人類学博物館(その2)人類学博物館(その3)カテドラル国立宮殿グアダルーペ寺院その他見どころ番外(大阪みんぱく)

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